こんにちは。
大﨑建築 おうちシュシュの須賀です。

先日の良き日に、天気にも恵まれ高知市内にてK様邸の
地鎮祭を執り行いました。

自分自身、100回以上の地鎮祭を経験して来ましたが
毎回、同じぐらいの緊張感があります。

これから始まる緊張感、無事に完成させなければいけない責任感などの
様々な思いを感じながら、神主様の祝詞を聞いています。



さて、地鎮祭の儀式の中で『地鎮の儀』と言う儀式があります。
今回はこの儀式の意味を少し書いてみます。

なぜ今の時代に鍬なのかですが、今は重機が入って土地を均すのが
当たり前ですが、重機を使えるようになったのはここ近年での話です。
昔はそんな便利なものは無く、
全て手作業だったことが鍬入れの儀を行う理由だそうです。

昔の家を建てるためには、
雑草だらけの土地の雑草を鎌で刈り、鍬で土を耕して、
鋤で土地を平らに均して家を建てれる状態に土地を作る作業が必要でした。

ですので、作業をしないと家を建てられないと言うことから、
盛砂を均されていない土地に見立てて鍬を入れる動作を行う必要があるわけです。

だから、地鎮祭の鍬入れは手の入っていない土地に手を加えることを神様の前で行い、
家を建てる許しを得るための意味があると言う訳です。




掛け声の
『えい! えい! えい!』
にも意味があるようで、家が栄える様にと言う意味で栄(えい)と
掛け声を出すと言う一説もあるようです。

地鎮祭の儀式もそれぞれの意味を知りながら参加すると、
より緊張感と高揚感が得られるのではないかと思います。

お施主様にとっては一生に一度の記念の儀式です。
我々も毎回、お施主様と同じ気持ちで参加したいと思います。



N様、この度はおめでとうございました。

これからが本番ですので、
工事の完成までスタッフ一同宜しくお願い致します。